June 4, 2024
イリノイ州ノースブルック — 2024年6月4日 — 安全科学におけるグローバルリーダーであるUL Solutions(NYSE:ULS)は、UL 360ソフトウェアの新機能とコンテンツを発表しました。これは、欧州連合(EU)において広範囲に適用される新しいサステナビリティ報告要件である、企業サステナビリティ報告指令(CSRD)への準拠を支援するものです。
これらの新機能とコンテンツは、ULTRUS™ブランドとして今回初めてリリースされます。ULTRUS™ブランドでは、世界中のお客様の安全とサステナビリティの向上を目指し、UL Solutionsのソフトウェアラインアップを提供しています。
CSRDに準拠した報告は、企業やサプライチェーンに関する広範にわたる、複雑でコストのかかるデータ分析を伴い、大掛かりな作業となる可能性があります。UL 360とそのESG情報開示モジュールに搭載された新しいCSRD関連機能とコンテンツでは、CSRD要件に基づき、監査に対応した方法で、企業の環境・社会・ガバナンス(ESG)関連のデータポイントを追跡することができます。これにより、お客様の時間とコストを節約し、CSRDで義務付けられている検証要件への対応が可能になります。
UL Solutionsのソフトウェアおよびアドバイザリーグループで上級副社長兼社長を務める、John Genovesiは次のように述べています。「サステナビリティ関連報告を取り巻く環境は変化しており、現在では多くの企業が、自主的な開示から規制に基づく開示への移行を求められています。UL 360とそのESG情報開示モジュールに追加された新しいCSRD情報開示機能とコンテンツは、企業がこの移行を進めるにあたり、新たに生じるサステナビリティの課題や期待、要件に上手く対応するための支援を目的としています」。
世界中の企業は多様な新規制要件への対応が求められており、EUで事業を展開する多くの企業に義務付けられている、複雑な規制であるCSRDもその1つです。CSRDは、EU域内で主要なビジネスを展開する多数のEU内外の企業に適用されます。これにより、サステナビリティ報告の範囲が拡大し、サステナビリティのリスクや機会に関する詳細な情報が不可欠となり、また、情報開示を義務化する企業の数も増大します。
CSRDは、EUの非財務情報開示指令(NFRD)で規定された、従来のサステナビリティ規制を拡張したものです。すでにEUのNFRDの対象となっている約11,700社の大企業が、CSRDに準拠した2024年会計報告を提出することを求められています。また、2028年までに、本社の所在地を問わず、EU域内で主要なビジネスを展開する50,000社以上の企業に、CSRDに基づく情報開示が義務付けられることが予想されています。
UL SolutionsのCSRDアドバイザリー、ソフトウェア、検証サービスに関する詳細をご覧ください。
UL Solutionsについて
安全科学における世界的リーダーとして。UL Solutions(NYSE:ULS)は、100か国以上のお客様に向けて、安全、セキュリティ、サステナビリティに関する課題を機会に変える支援を提供します。UL Solutionsは、試験・検査・認証サービスや、ソフトウェア製品およびアドバイザリーサービスを提供し、お客様の製品イノベーションやビジネスの成長をサポートします。UL認証マークは、お客様の製品の信頼性の証として、安全性に関する我々のミッションを推進するという揺るぎないコミットメントを反映しています。お客様のイノベーション、新製品およびサービスのリリース、グローバル市場への展開や複雑なサプライチェーンへの対応を支援することで、将来に向けてサステナブル、かつ、責任ある方法で成長を実現するためのサポートを提供します。我々の科学的知見をお役立てください。
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