通信ケーブルの 燃焼試験向け 予測モデリング
UL Solutionsは安全科学における世界的リーダーであり、その火災安全に関する専門知識、そして認証サービスは世界中で認知されています。通信ケーブルに関する国内、国際、地域、業界規格の認証や、プレナム(CMP)およびライザー(CMR)グレードの取得に向けた、大規模および小規模の燃焼試験を提供しております。
コーンカロリーメータ試験は、ケーブルの短いサンプルを分析して、材料の発火性と発煙量を測定する試験です。予測モデリングは、実際の火災リスクを高い確度と精度で予測できるコストパフォーマンスの高い手段であり、特に研究開発プロセスで役立ちます。
試験では、着火時間、重量の減少、発熱量および発煙量、燃焼熱など、追加の燃焼特性についても測定できます。
通信ケーブル用に2つのモデルをご用意しており、銅ケーブルおよび光ファイバーケーブルの両方に適用できます。
- プレナム予測モデル — プレナムケーブル燃焼試験のNFPA 262(エアハンドリングユニットで使用するためのワイヤーおよびケーブルの火炎伝播および煙の標準試験方法)に合格するかどうかを予測します
- ライザー予測モデル — ライザーケーブル燃焼試験のUL 1666(シャフト内に垂直設置された電線ケーブルおよび光ファイバーケーブルの火炎伝播の高さに関する試験規格)に合格するかどうかを予測します
プログラムのメリット
これらの予測モデルは、コーンカロリーメータ試験結果を使用して、大規模な燃焼試験にかかる時間やコストを節約できるほか、さまざまな利害関係者のニーズを満たす優れたツールとなります。
ケーブル製造者のメリット
- プロトタイプ品の初回適性評価
- 新規材料の開発
- 材料の選定と代用
- 製品の品質保証
- 試験に要する材料/ケーブルの節約
- 認証用に設計される構造物のリサーチテスト
ケーブル販売業者および設置者
- 製品の安全規格への準拠を確認するシンプルな手段
- 偽造品の識別
- 新規サプライヤー認定
- プライベートラベルプログラム開発
- 最小限のケーブルを使用した設置後調査
UL Solutionsを選ぶ理由
UL Solutionsは、認証と業界との連携における長年の実績があります。各国が設置する、また世界的な600以上の規制委員会に携わる専門家を擁し、業界リーダーと連携して規格策定に携わることで、コンプライアンス分野におけるエキスパートとしての確かな地位を築いてきました。新技術における安全上の問題に対処するための知識や技術的専門性を提供し、利害関係者から信頼を得ています。
UL Solutionsのグローバルな試験・認証サービスは、70以上のワイヤー・ケーブル製品分野において、アジア、欧州、ラテンアメリカ、中東、北米で広く利用されています。今後も引き続きサービスを進化させ、皆様が変化する世界で求められる基準を満たす、安全かつ優れた製品を迅速に開発・発売できるよう、お手伝いしてまいります。
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