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深紫外線(UV-C)除菌ロボット

安全性、パフォーマンス、リスク低減に関する除菌ロボット機器向けの技術基準が初めて発表されました。

Person working in a robotics workshop

UV-C除菌ロボットができること

深紫外線(UV-C)を使用して表面や空間除菌を行うロボット装置などへのテクノロジーに対する関心が急速に高まっています。

衛生対策は感染症拡大の予防や抑制において重要な役割を担っています。この事実は新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流行で浮き彫りとなりました。

UV-C放射は、商業環境における物理的な消毒に取って代わるものではなく、むしろ補完するためのものです。そのため、包括的な試験・認証サービス、さらには公開済みの安全要件に照らしたUV-C除菌ロボットの評価が必要です。このようなニーズを受け、UL Solutionsは、まさに「UL 60335-2-2019、除菌ロボット機器の評価アウトライン(Outline of Investigation)」をまとめました。

UV-C除菌ロボットは以下のような場所で、より安全な環境の実現に貢献します:

  • 工業・商業施設
  • 学校
  • ホテルの客室や会議室
  • 交通機関やその関連施設

UL 60335-2-2019を基準とする試験・認証により、除菌ロボット機器の安全性を向上

このような道標となる包括的な要求事項がない場合、UV-Cロボットは、その評価を照明器具やその他の電気機器向け安全規格に依存せざるを得ません。しかしながら、それらの規格では、UV-Cロボットという革新的な技術の安全性と信頼性のリスク低減に十分に対応できない可能性があります。

UL 60335-2-2019は、UV-C除菌ロボット向けに開発された初の基準です。本要件の総体的アプローチには、ロボットベース、紫外線曝露、電気安全、UV-C照射の影響、センサー、その他の重要な安全システムなどが評価項目として含まれています。

60335-2-2019に準拠した自発的な試験の実施は、以下のような機関にメリットをもたらします:

  • 商業用除菌ロボット機器の製造メーカー
  • 大学や研究機関
  • UV-C除菌製品を専門に取り扱う企業
  • 製品調達要件にUL 60335-2-2019のUL認証を希望する事業所

UL Solutionsが提供する除菌ロボット機器向け安全性・性能試験・認証サービス

安全科学のグローバルリーダーとして、UL Solutionsは、高度な技術的専門知識を駆使して客観的な製品評価を行います。

UL Solutionsの経験豊富な技術者が、UL 60335-2-2019に基づく試験・認証を行い、お客様の除菌ロボット機器の包括的な評価と潜在的な安全性リスクの特定・軽減を支援します。

弊社の信頼性の高い評価と厳格な試験手順により、お客様のブランド価値を高め、信頼性を構築し、革新的な製品の市場投入をサポートします。ULマークは、世界中の消費者に最も広く認知され、信頼されている安全の象徴の1つであり、UL Solutionsの認証を受けた製品の市場での受け入れられやすくなります。

世界中に拠点を持つUL Solutionsでは、現地の言語でサービスを提供し、安全、規制、工学の専門家からなるグローバル規模での支援体制を提供することが可能です。

UV-C除菌ロボットの認証を自発的に取得することは、最新かつ包括的な安全要件を満たした除菌ロボット機器を製造するという企業の姿勢を示すことにつながります。

評価には主に以下の項目が含まれます:

  • 電気及び機械的項目 ― システム全体 「UL 60335-1、家庭用及びこれに類する電気機器の安全性に関する規格—パート1:一般要求事項」
  • 電気的及び機械的項目—ロボットベース:「UL 62368-1、オーディオ/ビデオ、情報及び通信技術機器に関する規格—パート1:安全要件」、及び「UL 3300、サービス、通信、情報、教育、娯楽用ロボットの調査概要」
  • 電磁両立性(EMC):「IEC 61000-4、電磁両立性(EMC)—パート4シリーズ:試験・測定方法」
  • リモートソフトウエアアップデート:「UL 5500、リモートソフトウエアアップデートに関する規格」
  • 制御:「UL 60730、家庭用及びこれに類する用途の自動電気制御に関する規格」

UL Solutionsはまた、各産業界と協働し様々なUV関連製品の要件を開発しています。その例が「UL 8802、UV除菌システムの調査概要」、「UL 8803、非抑制型UV光源搭載の携帯型UV殺菌機器の評価アウトライン (Outline of Investigation)」です。

さらにUL 3300では、ロボットの動作安全性を評価するための要求事項が記述されており、人が存在する様々な環境下での安全な動作が優先されています。

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