ESGレポーティングは今後も求められます。体制を整えましょう。
強力なESG(環境、社会、ガバナンス)パフォーマンスは、企業の透明性をアピールし、投資家を惹きつけ、長期的な持続可能性をサポートするために不可欠です。CSRD(企業サステナビリティ報告指令)規制が欧州連合で義務化され、新たなESG需要の推進力が世界的に増しています。そのような中で、課題と成長機会も広がり続けており、ESGの卓越性を保有することは先進的な企業にとって戦略的な必須事項となっています。
課題と向き合う
一歩先を行くために、企業はデータの収集、管理、分析、報告、開示に対する高まる要求に応えなければなりません。しかし、どうすればいいのでしょうか。PriceWaterhouseCoopers社の最近の調査によると、74%の企業が今もなお、表計算ソフトや時間のかかる手作業によってサステナビリティ報告書を作成していることが明らかになりました。
表計算ソフトではその本来の設計上、CSRDやその他の規制で要求される複雑かつ大量なデータを管理する能力が不足しており、報告された情報の統合や検証に必要な機能も備わっていません。正確性と効率性を高め、規制に準拠したレポーティングを行うためには、ESGの技術ソリューションへの投資が不可欠です。
UL Solutionsが支援できること
UL Solutionsは、ESGアドバイザリー、ソフトウェア、検証*サービスを提供し、業界をリードするサービスプロバイダーです。
ESGおよびサステナビリティソフトウェアの分野で20年以上の実績を持つ当社は、拡張性、汎用性、信頼性に優れた革新的なテクノロジーを通じて、今日のグローバル企業の変化し続けるニーズに応えています。
*検証および事前検証サービスは、アドバイザリーサービスとは独立して実施されます。
業界からの評価
UL 360の特徴とメリット
UL 360 ESGおよびサステナビリティソフトウェアは、UL SolutionsのULTRUS™プラットフォームを介して利用でき、次に示すような機能とメリットを提供します。
投資適格性に関するデータ
高度なデータ品質管理機能により、ESGデータが正確で迅速、かつ完全に監査可能なものとなります。
第三者検証への対応
データを監査対応可能な状態に整えるのに役立つという理由で、大手企業から信頼を得ています。明確で透明性の高いデータ概要により、検証にかかる時間とコストを削減します。
ESGデータ管理の自動化
高度な統合機能で組織およびサプライチェーン全体からESGデータを収集、整理、標準化し、効率的で漏れのない監査証跡を提供します。
CSRDデータ統合の効率化
ESG情報開示モジュールは、CSRD報告に向けた単一の作業スペースで進捗状況の追跡、要件の割り当て、回答の作成、データの詳細かつ監査可能な追跡に役立ちます。詳細はこちら
包括的な炭素排出量の追跡と測定
12万以上の排出係数を収録した包括的な排出係数コンテンツライブラリを活用し、さまざまな規格や規制に照らし合わせて排出量を比較することができます。
拡張性に優れた実績のあるカスタマイズ
特定のデータ報告や収集ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。リアルタイムデータ解析により、ESGパフォーマンスを継続的に監視します。
シームレスなユーザー体験
業務を効率化するように設計された直感的なインターフェースで簡単に操作でき、最小限のトレーニングでソフトウェアの機能をフル活用するための専門的な支援を提供します。
ESGに関する洞察を行動に変える
データを分析・視覚化し、ESGおよびネットゼロの目標に対するパフォーマンスを追跡・管理します。データを抽出して、情報に基づく意思決定を支援します。
UL 360およびULTRUS™ソフトウェア
UL 360 ESGおよびサステナビリティソフトウェアは、ULTRUSブランドの一機能を構成しています。ULTRUSは、UL Solutionsが保有する高機能の各種デジタルサービスを集約し、お客様が規制、サプライチェーン、サステナビリティにおける課題に対処できるように支援するためのプラットフォームです。
主要なESGフレームワークに合わせたレポーティング
クイックなソフトウェア導入のためのESGパッケージ製品
20年以上の実績を活かして開発されたESG報告ソフトウェアのパッケージ製品は、UL 360のコアプラットフォーム上に構築されています。6週間以内で実装可能で、事前設定済みのセットアップから始めることも、コンテンツパックを使用して迅速に機能を拡張することも可能です。
CDP、GRI、CSRDに対応したコンテンツパックから選択可能で、環境、スコープ3カテゴリ1〜7および9、温室効果ガス(GHG)、安全性、コンプライアンス、人事(HR)、コミュニティなどの項目を網羅しています。弊社の専門知識とUL 360の柔軟性を活かして、お客様のペースでプログラムを拡充することが可能です。
企業向けESGソフトウェアがお客様の活動を支援
様々なカスタマイズが可能なESGおよびサステナビリティ報告ソフトウェアが、データ収集を合理化し、レポーティングの質を改善し、進化し続けるステークホルダーの要求に応える企業を支援します。UL Solutionsは、意欲的なロードマップと広範なスコープ3を提供し、現在および将来にわたってお客様のニーズにお応えしていきます。
専門家主導のサプライチェーンESG管理と報告
直感的に回答できる質問票を通じて、サプライヤーの包括的な情報を収集するよう設計された最先端のソフトウェアを使用し、サプライチェーンを最適化します。これにより、ESGサプライチェーンにおける重要な課題を確実に追跡し、シームレスに管理することができます。
スコープ3排出量データを報告に組み込み、サプライチェーンの環境への影響を把握し、より幅広い情報に基づく意思決定と持続可能な取り組みをさらに加速します。当社のソフトウェアは、ESGパフォーマンスの推進、国内外の規制要件への準拠に欠かせない透明性の向上と洞察をもたらします。
ニーズに合わせた3つの導入オプション
迅速な導入からカスタム設定まで、ESG報告のニーズに最適な導入オプションを選択いただけます。
パッケージ製品
CDP、GRI、CSRDなどのESGレポーティング要件に沿った、即時使用可能なUL 360のコンテンツと機能を搭載。コスト効率に優れ、最短6週間で導入可能です。
パッケージ製品+
まずはUL 360のプラットフォームと事前設定済みのコンテンツをご利用ください。業務のニーズに応じて、コンテンツパック、データ連携、カスタマイズモジュールを追加できます。時間効率と柔軟性に優れています。
テーラーメイド
既に自社で確立されたプロセスや指標があり、報告書作成に特定のパラメータを設定する必要がある場合に最適です。UL 360のプラットフォームを活かし、弊社の専門チームがお客様のご要望に合わせた構成を設計します。
業界リーダーから信頼されるUL360レポーティングソフトウェア
UL 360をさらに活用する
既存のサブスクリプションに以下のモジュールを追加できます。
よくある質問
- 当社はサステナビリティの取り組みを始めたばかりです。UL 360は当社の取り組みをどのように加速させることができますか。
UL 360 ESGおよびサステナビリティソフトウェアは、主要なレポートドライバーに対応し、すぐに使える機能を提供します。また、20年以上のESG報告で得られたベストプラクティスが活用されています。このソフトウェアは、サステナビリティへの取り組みにあわせて容易に拡張可能で、お客様のニーズ、プロセス、データポイントに対応していきます。追加サポートとして、幅広い経験を持つ優秀なESGアドバイザリーチームやプロフェッショナルサービスチームによる専門的なガイダンスとサポートを提供します。
- ESGパフォーマンスを強化しステークホルダーの期待に応えるためには、通常のサステナビリティ報告を超えた活動が必要ですが、UL 360はどのように役立ちますか?
UL 360ソフトウェアのデータ構造、ワークフロー、ダッシュボード、レポートのすべてがカスタマイズ可能なため、貴社のニーズに合わせたESGレポーティングの作成や管理プラットフォームの構築が可能です。パフォーマンスを向上させるためのサポートや専門知識が必要な場合は、当社の専門サービスチームやアドバイザリーチームが最適なアプローチやカスタム戦略を特定するお手伝いをいたします。
- UL 360は、ESG報告とその活動を改善するために、会社の各部門からデータを収集するというニーズの高まりにどのように対応するのでしょうか。
UL 360ソフトウェアは、異なるユースケースに対応したさまざまなデータ統合および収集ツールを提供します。当社の柔軟な統合ツールは、既存のソフトウェアシステム(企業向けの企業資源計画(ERP)や人事(HR)ソフトウェアや、SharePointといった堅牢な業務用ツールなど)とのデータ連携が可能ですので、従来のメールや表計算ソフトによるアプローチに代わって、会社全体のデータを直接、収集・管理できるようになります。
- 当社は、規制当局によるESG報告要件の増加に直面しています。UL 360プラットフォームは、増加する要件を満たすためにどのように役立つのでしょうか。
UL Solutionsのコアプラットフォームは、ESGパフォーマンス指標の収集と計算を可能にする詳細なツールを提供します。このツールには詳細で柔軟な排出係数ライブラリと、第三者検証要件を支援する監査機能が含まれています。UL 360のオプションのESG開示情報モジュールは、定量的なコンポーネントを準備する機能に加えて、各フレームワーク特有の要件を表示し、定量的または定性的な回答を準備することもできます。
- 自社の業務にとどまらず、サプライチェーンやバリューチェーンのESGパフォーマンスについても理解・改善したいと考えています。UL 360はどのように役立ちますか。
UL 360は、スコープ3のカテゴリ全体にわたる詳細なデータ収集に対応しています。また、統合されたサプライチェーン管理プラットフォームを使用すれば、サプライヤーと直接連携できるため、彼らのESGパフォーマンスを把握し、連携するのに最も効果的な分野に基づいた戦略的な決定を下すことができます。
ESGデータ管理を改善する取り組みを始める準備が出来ましたか。
UL 360ソフトウェアのデモを予約して、増加するESGデータ需要にどのように対応できるかをご確認ください。